Another episode

11/15
前へ
/122ページ
次へ
まさかのワードに、私の顔は真っ赤になった。 千秋「なっ…、何言ってんのよ!!!」 浩介「だって、本当のことだもん…。千秋とくっついたりキスしたりしたら、その…、なんかこう、腹の底からこう、ムラムラ〜って!」 千秋「なっ…、何よそれぇぇ!!」 …と言いつつ、実は嬉しい。 ムラムラ…とかはわかんないけど、私も同じ気持ちだったから。 浩介ともっと近づきたいって…。 千秋「我慢…してたってこと?」 浩介「うん…。どうしても初めては千秋の誕生日にしたくて。」 千秋「へっ…?」 浩介「誕生日を特別な日にしたかったから…。それまでは理性が崩壊しないように、千秋と2人になるのを避けてた。ごめん…。」 そういうこと…だったのか。 浩介なりに考えてくれてたんだ。 嬉しい…、だけどモヤモヤする!!! 千秋「我慢…しなくて良かったのに。」 浩介「えっ…?」 千秋「別に誕生日じゃなくたって、浩介となら特別な想い出になるし…。それに、私だって、早く浩介と…。」 その先を恥ずかしくて言えずにいると…、 浩介「はやく浩介と…、なぁに?」 浩介が意地悪そうに尋ねてきた。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加