死神屋第一期 〜死神の戦いに向けての訓練の道〜

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4・死神屋 「悪霊退散 千本桜 龍。」 私が、死神屋専門学校に入ってから1〜2年が経過した。 死神屋専門学校に入りたての時は、学校の雰囲気などに馴染めていなかったが、、、今は色んな人から頼られるような立派な戦士になった。 あと、、、後輩や先輩の女性戦士から、、、なぜか知らぬが、、、謎にモテている。 私が、教室に入ろうとした、、、その瞬間だった。 「桜先輩!、、、良かった!、、、少し話したいことがあるのですがよろし いですか?」 後輩に呼ばれた私は、返事を後輩に返した。 「別に構わぬが、、、なにかようか?」 すると後輩は、息が詰まるようにこう続けた。 「あの、、、小野寺様から聞いたのですが桜様の右腕には神の死神、天満 様がいらっしゃると聞きました。」 「そうだったのか、、、それがどうしたんだ?」 私は後輩に質問をした。 すると後輩は、こう答えた。 「右腕に神の死神がいるため、痣になっていますよね?」 「確かに、、、痣になっているし色がより濃くなっている。」 「そうかと思いまして、こちらの腕隠し布をご用意しました。」 後輩が、「腕隠し布」を用意している理由が私はよくわかった。 小野寺さんが、私に渡すように言ったのだろう。 学校生活中にも、いつ、どこで、狙われてもおかしくないからだ。 そして、私は後輩から腕隠し布を受け取った。 すると、後輩から注意を受けた。 「この、腕隠し布は弓を使う時につけるのではなく毎日つけてくるよう にしてください。それでないと神の死神が見えてしまい、より狙われ やすくなってしまうので気をつけてください。腕隠し布を付けること で神の死神を見えにくくしてくれますので、そこはご安心くださ   い。」 最後の注意を聞き入れ、腕隠し布を受け取った。 万が一、、、布から神の死神が見えてしまった場合、、、見えてしまってもいいから戦うことを私は誓った。 私は、腕隠し布を強く握りしめ後輩達の事を守ってあげたいという気持ちが強くなった。 「ありがとう。使わせてもらう。もし、お前たち後輩が狙われたりしたら、助けに向かうことを約束しよう。もし、、、お前たちが幸い命をと切らせた場合、後輩を助けることを約束した私が責任をとり腹を切りお前たちに対しての申し訳ない気持ちをお詫びをする事をお前たちに誓う事をこの場を持って誓う、、、!」と強い誓いを後輩と神に心から思った。 すると後輩は、私にこう話しかけた。 「先輩の強い気持ちを受け止めさせていただきます。この事を、校長にお伝えしておきます。後、、、名前を言ってませんでしたね。私の名前 は、私の母小野寺の娘であり特級剣士の小野寺琴音と申します。何かありましたら、何時でもお呼びください。」と言ってくれた事が何より心強かった。 「ありがとう琴音。お言葉に甘えてそうさせてもらう。」と一言を残したその直後に、琴音と私に呼び出しが入り別れることになった。 琴音と出会って話した放課後の学校を出ようとしたときだった。 弓矢研究資料入れになにか入っているのを感じた。 そっと取り出してみると、それは琴音からだった。 「もし何かあったりしたら、笛で呼ぶか伝えたい事を書くだけで相手に伝わる手紙を活用してください。その、手紙は書いたとしてもすぐに消えますので何度でも使えますので安心してお使いください。」という伝言と、笛と何度も使える手紙が入っていた。 「琴音には、、、迷惑をかけそうだなぁ、、、。」と自分の情けなさがそっとにじみ出た感じがした。
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