死神屋第一期 〜死神の戦いに向けての訓練の道〜

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2・桜と小雪の姉妹の秘密 小雪が生まれてくるまでは、眩しい生活をしていた。 親は朝から晩まで酒を飲んでは夜姉を履き、私には目もくれず私のことを見ることさえしなかった。 食事は少量の米と雨水だけだった。 私はこんな生活にうんざりして家を飛び出してよく外に行っていた。 家の中は薄暗く息苦しい場所だった、でも外は家とは違って明るくて息苦しくなく明るい光に見惚れることができる。 私にとってのお気に入りの場所になった。 でも年がら年中外に行けたりはしなかった。 私が外に出たことを知った親は酒に酔いながらも私のことを引きずりながら家に引きずり降ろされていた、まるで奈落の底に落とされるかのように。 私を連れ込んだ親は、殴り蹴りをして私にさんざん暴力を振るった。 ある日私は親に優しくされ、食事は前よりかは豪華で米粒少量が上量になって飲水であった雨水がお茶や麦茶などに変わった。 どうして急に私に対して優しくなったのか良くわからなかった。 私がどうして親が優しくなったのか考え事していると親から話しかけられた。 「なに考え事してるの?桜に話したいことがあるからちょっと来なさ  い。」 「は、はい。」 「実はね、、、赤ちゃんができたの!」 「え、、、?要は、、、私がお姉ちゃんになるの?!」 「そうよ!!」 「桜、、、今まで本当にごめんね辛かったよね、、、。」 「お父さんとお母さんはとても反省してるの。」 「許してくれ、、、る?」 「今度こそは今度こそは!桜のこともお腹にいる赤ちゃんのことも 大切にして育てます!」 「なので!お願いします許してください!」と急に私に謝ってきた。 私はなんだか心がホッとした。 最初に親から話しかけられたときは、何されるのか怖くて心臓がドキドキしていたけれど、、、でも!親がこれ以上ひどくならなくてよかった。 私は一息ついた。 「いいよ!許します!」 「本当!」 「うん!本当に。」 「その代わり、これ以上私に殴ったり蹴ったりしないって約束する?」 「あともう一つ!朝から晩まで酒を飲んだりしないこと!」 「いいね!!この約束を破ったら嫌いになるからね!」 「わかった!約束を守ります!」 「約束だよ!!」 「はい!」 今でも親と約束の会話をしたのを覚えてる。 親はその約束を長く守ってくれた。 そして妹の小雪が生まれた。 私はこれからの小雪の成長に心を踊らせながら小雪を大切に大切に世話とお手入れをしっかりした。 年月が経ち、春の朝の明け方頃。 親の叫び声が、聞こえてきた。 私は急いで布団から飛び起きて親の元へと急ぎ足でリビングへと向かった。 私の目に真っ先に飛び込んだのは小雪だった。 私は少し状況が飲み込めなかった。 小雪の目の前にあるものが置かれてあったように見えた。 私は不思議に思って小雪が立っているところへと恐る恐ると小雪のもとに向かっていった。 私がその時目にした光景をまだいまだに覚えている。 そこにいたのは、、、親だった。 私は、親を見た瞬間に変な圧力を感じた。 なぜなら、小雪はまだ5歳というまだ幼い。 私は急いで小雪のもとから離れてみると、、、小雪の手には「小型包丁」が小雪の手に、握りしめられていた。 小雪の手を私は長時間眺めた。 小雪の手は軽く震えていて怯えていた。 私は、こんな状況に陥ったのにやっと理解をした。 小雪が着ていた洋服には、血が飛び散っていた。 私は小雪のことが信じられなくなった。 「小雪がこんな事するなんておかしすぎる小雪!」 「え?何がおかしいの?」 「なっ、、、何って、、、小雪を産んでくれた親を殺してどうするんだよ」 「だって、、、お姉ちゃんさ、私が生まれてくるまで苦しい生活をしてた でしょ?」 「なんで知ってるの、、、。」 「私はお姉ちゃんのことなら何でも知ってるよなんでも。」 私は一瞬小雪が怖くなった。 「私のことをなんでも知ってるとしても、、、これはやりすぎだってわか らないのか!」 私が小雪のことを一生懸命可愛がり、世話をした意味はどこに消えたのだろうか。 その時だった。 小雪に殺されたはずの親が、、、死神になって小雪の後ろに立っていた。 その瞬間だった。 小雪の周りには、妙に変な空気感をまとっていた。 すると、小雪と死神になった親は瞬きをしている間に消えてしまっていた。 私は突然の出来事に空気を読めなかった。 「一瞬だったな、、、。」 「一瞬だったとしても、、、こんな状況に陥るのかな?」 「怖かったなぁ、、、。」 私は心の中でそう感じた。 けれど、私はそんなことで心は傷つくはけではない。 そして、ここからが小雪と親を取り戻すための目標となった。
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