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愛しい拙い愛撫
私の上に跨いだミリーは、真っ赤になって身じろいでいた。
上半身を露にした彼女は、顔だけではなく、身体まで薄いピンクの色を帯びている。
顔や小柄な身体に似合わず大きな胸は、自分の身体を支える為に両手を私の身体に置いているせいで、その両腕で寄せられ更に強調されている。
私に怒られていると誤解したまま、更に布越しにミリーは私の欲望を感じ取り動揺している。そのせいか私の前で晒した淫蕩な姿に気付かない。
布さえ無ければ、お互いの秘部が触れ合う。
その事実がゾクゾクと欲望を滾らせ、私は耐えれずに吐き出す息が震えた。
ミリーに口付けを促すと、身体を重ねその小さな唇が重なってきた。
私が教えたように軽く啄み、チロりと舐める。そして開いた口の隙間に小さな舌が入っている。
私のやり方を再現する彼女が愛おしい。
彼女を抱いて、まだ数回。拙い口付けが益々情欲を高ぶらせた。
元々敏感で快楽に弱いミリーは、自らの口付けで既に息が上がってきている。無意識に身体を擦り付け、淫らな欲望を示している。
貪りつきたい衝動を抑える事に苦労しそうだ。
ふふっと小さく笑ってしまった私を、ミリーがトロンとした瞳で見つめてきた。
「…可愛い…ミリー…ちゃんと私の口付けを覚えているんだね…一緒だ…」
我慢できずに、ミリーの後頭部に手を回し口付ける。濃厚に舌を絡ませる。
口が離れると、ふぅと溜息のような熱い息を吐き、ミリーは言う。
「…だって…ランガス様が初めてだもん…口付けも…」
分かっている事実だが、改めて言われ悦びが生まれる。
「…そうだね…。君の秘部も…最初は私を全ては収めきれなかった。でも今は直ぐに収まるからね。ちゃんと私を覚えてくれてる…」
耳元で囁かれると、ミリーの感度は上がる。
分かっていて、だからこそ熱い吐息を含め囁く。
今はもう触れていない胸の先端が、彼女の欲情の高まりを表すかのように固く尖っている。
誘われるように、私は両手でそれに触れる。
「…あっ…ダメ…捏ねちゃ…ダメ…」
良い反応に、益々止められない。
「…なんで?気持ち良いでしょ?…ちゃんと覚えてるはず…ね、ミリー?…なんて言うの?」
泣きそうな顔で、表情で強請ってる。それでも見ぬふりをする。
「…あぁ…両手で…コネコネ…」
「…うん、コネコネしてるよ…好きだもんね?」
「…ん〜っ…コネコネ…好きぃ…っ」
あぁ、堪らない。私の言葉に逆らえず、欲望を露わにするミリーが愛おしい。
ゆっくりしていた動きから、少し指の動きを早めてやると、無意識に腰を動かし私の身体に密着している秘部を擦り付けている。
「可愛いね…なんて…いやらしい…」
その言葉で、今度は自分の痴態にミリーは気付く。
でもそれは彼女が理性を失くす手順の一つだ。
身体を快感で責められ、言葉で追い詰められ、恥辱で泣きそうになりながら次第に理性を無くしていく。
そしてそれを見て、私もまた理性を無くしていく。
二人の秘め事は、こうしてまた一つ増えていくのだった。
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