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プロローグ
通勤途中、花純は道端に咲く可憐な花に気付いた。
「あれ? こんな所に『ヒメツルソバ』の花? こぼれ種かな?」
花純はしゃがみ込むと、薄ピンク色の愛らしい花を見つめた。
それから思い出したようにスマホを取り出す。
そして『ヒメツルソバ』の花言葉を検索し始めた。
【ヒメツルソバの花言葉・・・思いがけない出会い】
その花言葉を見た花純はニッコリ微笑むと、
「よしっ!」
と言って立ち上がり、元気に駅へ向かって歩き始めた。
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