【完結】旦那様が浮気💘をしています!

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73634d37-47ca-4c2c-b19b-6ec95ea0278c 波瑠の驚きに、気付かない新条は、波瑠を抱き上げたまま、呑気そうに言った。 「じゃあ、このまま都市計画課まで行こうか」 「ええっ?!」 新条は、波瑠を抱き上げたまま、歩き出した。 県庁の北館七階、都市計画課に着いた。 道中、お姫様だっこされた波瑠は、注目の的だった。 「下ろしてください、、」 そう頼み続けた波瑠に、新条は言った。 「だって、腰が抜けたままなんだろう?」 そう、、。 波瑠は、まだ腰が抜けたままだった。 そして。 ついに、渋谷課長のいる、都市計画課に着いたのだ。 新条は、波瑠をお姫様だっこしたまま、部屋に入った。 都市計画課の職員は、二十名程いたが、皆が、波瑠と新条を見て、驚いていた。 渋谷課長、、。 波瑠は、渋谷課長を探した。 渋谷課長は、一番前のデスクで、真剣な表情をしてパソコンを打っていた。 「渋谷課長!」 波瑠は、渋谷課長に会えた嬉しさで、思わず叫んだ。 渋谷課長は、パソコンから顔を上げた。 ああ! やっぱり、うちの旦那様は、仕事の出来るイケメン! 波瑠は、あらためて、仕事をしている渋谷課長に惚れ直した。 「波瑠?! どうしたんだ?」 渋谷課長が、新条にお姫様だっこされたままの波瑠を見て驚いて言った。 「渋谷課長、、お弁当を届けに来たんです!」 それを聞いた、新条が目を丸くした 。 「お嬢さん、もしかして、渋谷課長の奥さん?」 ざわつく都市計画課。 その時、部屋の一番隅のデスクにいた、若くて可愛らしい女性が、勢いよく立ち上がった。 勢いがよすぎて、椅子が、派手な音を立てて、後ろにひっくり返った。 「西京君、大丈夫かね?」 渋谷課長が、心配そうに声を掛けた。
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