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「う…ん……」 目が覚めると久しぶりに見覚えのある部屋 「おっはー玲」 「雄…樹君…?…はぁ…」 久しぶりに嫌な夢見たな 「大丈夫か…?随分(うな)されてた…」 彼が優しく頬を触ってくれる 「あぁ…胸糞悪い夢見てた」 「…そか」 あぁ…多分ヒートはまだ終わってないな… 病院でもしかしたら処置してくれるかなとか思ったけどそんなに甘くないみたいだ キツイな 好きなαが居ると余計にこんな感じになるのか 「…いつから」 ここは雄樹君の部屋か… 何も変わってない 俺の心の中に強引に入ってきた あの時から 「いつからか答えろ。いつからΩになった」 「………必要ない」 「まさか…最初からじゃねーよな」 「だったらノコノコとここに来ねーよ。…お前も匂いで分かんだろ」 「あぁかなり」 「はあ…っていうかなんでお前の家なんだよ…Ω嫌いだろ…はぁ…帰る…病院ありがと」 「おい」 起き上がろうとしたけど起き上がれなくてまた元に戻った。 「バカッ身体動かねーだろが」 「あぁ…無理だ」 「Ωとお前は別だから」
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