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何言って… 「いや…俺は飽きられて…見放されたのかと」 「馬鹿言うなよ。俺がどれだけあんたに見合う男になろうと思ってたか」 こいつさっきから何… 「ちゃんと中身のある人間になりたかった!俺、空っぽだったから…めちゃくちゃ時間かかったけど!年に一回玲に会うのだけが楽しみで!」 『玲のタイプってどんな人』 『はぁ…中身のある人間かな』 え、なに なんか目がぼやけてきた こんなことって… それを俺は突き放そうと こいつ…本気なのか? 「玲がずっとずっと前から好きだったよ!一目惚れって言っただろ!ただの一目惚れじゃねーんだよ!なんでこんな近くに居んのに俺の声届いてねーんだよ!分かるだろ!どー考えても!俺はずっとあんたしか見てなかったのに!」 え、待って なにこれ これも夢なのか…?
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