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「でもきっと『運命の番』が」 「運命なんてクソ喰らえだ。じゃあなんで俺らはこの8年ずっと疎遠にならなかった?俺たち自身が離れたくなかったからだろ」 俺はなんで今泣いているんだろう 「玲がΩになったと分かった時俺」 「言うな!」 聞きたくない! 目をぎゅっと瞑った。 「正直嬉しかった」 「えっ」 びっくりして目を見開く。 「だって番になれるじゃん。他のに取られなくて済むじゃん。俺の玲」 独占欲って嬉しいんだな 「玲なら別にずっと盛っててもヘーキだし」 「な…に言ってるんだ。俺と番だなんて」 「実は…前抱いた時分かってたんだ」 「えっ」
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