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「今体力ないっしょ?俺も薬飲んでも完璧にはおさまってないわけよ。だから玲の言いつけ守って俺頑張って頑張って自制してんだけど」 「お?おう」 めちゃくちゃアピールしてんな 言いつけって俺なんか言ったっけ… あぁ、自制心鍛えろ的な 「まだヒートおさまってないっしょ?」 「あぁ」 「で、抑制剤以外だと番になるか、セックスするか」 「あ、うん。なんでそんな目ーキラキラしてんの」 「んで、セックス今する体力多分なさげだから俺噛む」 「それって…」 「俺噛んだことないから早く噛んでみたい」 なんだこのただのガキの好奇心に付き合わされる感じ 「え?噛んだことないのか?」 「当たり前じゃん、他の噛んだら玲とセックス出来なくなると思って」 なんだこいつ可愛いな Ωは噛まれたαしかセックスできなくなるけど αは噛んで番作っても他の奴とセックスはできる 一途ってこういうことだったのか 「別に他の奴に噛んでも」 「俺は心が満たされる好きな人とのセックスがしたいわけよ。俺、玲としか出来ない」 いつも直球過ぎて俺はこいつが羨ましかったのかもしれない 「もしさ、運命の番が現れて俺がそいつを抱いてしまったら俺は死ぬ覚悟でいるね」 「何を馬鹿なことを」 「俺今まで冗談言った事ねーから」
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