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このままじゃ俺もスイッチ入ってしまう
もう身体が欲しいって言ってるのが分かってる
でも俺今ほんとにセックスしたら
本当に溺れてしまいそうで
死んでしまいそうだ
せっかく助けてくれたのに
でもこいつの力には敵わねーし
なんかねーか…
あ、いいもんみっけ
脇においてあった水のペットボトルを掴むと彼の頭にぶっかけた
「ぁあ?っにすんだコラ」
滴った水が俺にもかかる
「お前本能に負けてるぞ……はあ…」
まぁ俺も危なかった
髪をかきあげる姿に一瞬目を奪われた
彼は滴り落ちてくる水を丁寧に拭いてくれる
「…クソだな俺。ごめん」
ごめんと言うならこっちの方かもしれない
俺を優しくうつ伏せにすると上着を近くに置いてくれた
「ほい」
その上着を枕の上に置いて顔を埋めてスリスリする
「ぅん…雄樹の匂い」
「はぁーーー……」
ため息に釣られ彼の方を見ると顔を両手で覆っていた。
「何してんのお前」
「こっちのセリフだわクソ。あんたなにそれ可愛い」
「あ?何が。さっさと終わらせてくれ」
「はいはいじゃあ噛むぞ」
「あぁ」
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