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会う頻度は年に1回程度
鼓動の高鳴りを隠すように
ピンポーン
ガチャガチャ
いい加減このせっかち直らねーのかなぁ
カギとチェーン外すまで待てねーのかなぁ
チェーンを外すと直ぐにドアが開く
「ただいまHoney」
「お前のHoneyになった覚えはねーよ」
お前がそのサングラスかけてたら893にしか見えないんだが
「コーヒ」
「はいはい微糖ね」
「被せんじゃねーまだ注文言い終わってねー」
「店じゃねーのよ」
もう俺は疲れたよ
この気持ちを保つのに
「なんか…お香かなんか焚いてる?フレグランス変えた?」
「いいや。何も…そういう匂いの強いの嫌いなの知ってるでしょう」
「玲、お前…まさか」
「なに」
「いや…また痩せてねーか?」
「いーえ、勘違いです」
「なぁ、体調悪いんじゃねーの?顔色わりー」
バレたかな
「何をそんなに心配してるんだ?早くしろよ」
結局あなたも私をただの
「そんな急かすなよ。ちゃんと解して…」
性欲処理の人形としか思ってないでしょう
「んっ…」
「お前自分でやった…?」
「まさか。何言ってんだ。するはずない」
「だよ…な…玲、やっぱお前、」
私の身体はおかしくなった。
でも大丈夫。
今日は強めの薬を飲んでるしバレやしない
「なんですか」
「いや、なんでもない。挿れるぞ」
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