嘘からの始まり

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嘘からの始まり

レンタルの制服を返却した後に自宅に帰ってきた沙羅は、そのままベッドへ直行。 風雅と別れてから今日のデートが忘れられず、風雅に恋した想いを引きずっていた。 悲しみで何もできず、食事や度々鳴り続けるスマホの確認も、何もできなかった。 (たった1日なのに…恋ってこんなに最高で楽しくて…苦しかったんだ…。) 沢山泣いて、沢山思い出して…そしたらいつの間にか寝ていて、気づくと朝だった。 次の日、仕事がいつもより忙しかったのはある意味助かった。 その影響で早織にも会えずにお昼も遅くなってしまい、人気のないオープンエアーな屋上にて昼食を食べていた。 仕事の忙しさで昨日の事を忘れようと思ったが、昼食になると再度、風雅の事を思い出してしまった。 (風雅くんは…何しているかな。)
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