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「ヤッタじゃない、沙羅!
やっと初恋を済ましたのね…本当に良かった!
もう長かったわ…恋に興味ない沙羅がやっと…。
ねえ?先輩!」
……先輩?
と言って、その時になって早織の後ろにピンストライプスーツの眼鏡男子に気づき、早織だけかと思った沙羅はあたふたと戸惑ってしまった。
「あ…ごめんなさい…その…。」
(えっと…先輩って早織の上司…確か高見沢(たかみざわ)…)
と思い出してハッと顔を見た。
……風雅……君?
顔を見ると、昨日と少し雰囲気が違うが間違いなく風雅だった。
「どう…して?」と風雅の顔をずっと見つめていた。
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