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「ハイ・ハイ・ハイ・ハイ、そこのバカップル!!」の声掛けに二人はビクッと反応。
「いい加減離れないと、数秒で全部署の知り合いに二人が一目気に出ずにイチャイチャと付き合っている事と写真を送ってバラすわよ!」
とスマホで打つフリをしながらニヤニヤしていた。
「ちょっちょっ、ステイ!!」
沙羅は慌てて止めたのは言うまでもないが…その瞬間早織から再び抱きしめ合っては、
「おめでとう!沙羅!」
「…本当にありがとう、早織!」と泣きながらも満面の笑顔を返した。
「さ!その代わり二人共、お礼は酒の場でのデート暴露ね。酒の肴になるわ。それから先輩。約束のお礼は後日ね。」
「…色々とありがとう。佐川さん。」と風雅がお礼を言って、嵐のように早織は立ち去った。
「さて、改めて」と言って、風雅は沙羅と面と向き合った。
「俺は高見沢 風雅 28歳。鹿島は母の旧姓です。」
(28歳!?年上!童顔!)
「…進藤 沙羅 24歳です。あなたと出会って、初めて恋を知りました。」
…その間一旦、間が空いてしまったが…
「…君が入社して少し経った頃から惹かれていました。どうか俺の恋人になって下さい。」
沙羅は涙をこぼしながらも「喜んでお受けします。」といった瞬間、風雅は沙羅を抱きしめ、沙羅のファーストキスを受け止めた。
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