意識

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言葉を介さない付き合い ふむ 何故、言葉を求めるのか ふむ マニュアル化してくれ ふむ ふむふむふむ 僕はあまり言葉を大切に感じていない 現実 常に変化し続けている現象 その最中にいる サバンナの中で目を凝らす 動いたものは 餌か敵か 追うか逃げるか そこに言葉はない それを本能と呼ぶ 本能という言葉にすることで 理解した気になる人も多いのだろう 「何が悪い!それが本能だ!ガハハハッ」 悪役の古臭いセリフだ 人が言葉にする時っていつなのか 現実 常に変化し続けている現象 その最中で 無意識に現れる現象を本能と呼ぶ時 そこには観測している現象がある 衝動、とまた言葉にする その衝動は正しいのか、間違いなのか また言葉が生まれる 正しい理由は 間違いの理由は 衝動を行動に移す人と 衝動について考える人 貴方はどちらだろうか まぁ、どちらでも大した違いはない 考えるというのも 仮想での行動だ 現実 常に変化し続けている現象 その最中に 在り続けること 答えを、成果を言葉にして持ち帰ろうとせず 観測し続けること 宇宙の中の人間のように どんな地点に立っていても より細部まで観測出来るものが在る 銀河の果てから個人を見つけ出すように 本能や、衝動といった現象を 更に細部まで観測出来る そして、それは 変化し続けている つまり観測を続けている限り 言葉は生まれないということだ ふむ、ふむ、ふむ 然り、然り、然り それはそうであるということ
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