一年がかりで

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一年がかりで

現在(2024年11月)連載中の『通りを祈りが渡るとき』は、一年前に公募に出すために書いた8000文字の作品がもとになっています。 そちらはBLジャンルではなく“あおぞら商店街”を舞台に、二つの親子を対比する形のヒューマンドラマ。 結果は……。 残念でしたが、それ以上に何か消化不良な感じが残りました。 いつもならさっさと次に進むところですが、もう少し書いてみたいという気持ちが強く、登場人物の設定を変えて改稿に踏み切りました。 しかし…… 思った以上に筆が進まない。 私は、書き出し部分をリアルな季節と合わせるので、冬にスタートした物語を、春に直してもうまくいかない。 締め切りの無い作品ですが、それでも焦りました。 そうして何度か書き直しているうちに、夏祭りを準備する段階でやっと先が見えたときは、正直ほっとしました。 完結記念のスター特典を書きながら、寂しさと嬉しさをかみしめています。 (2024/11/18 日付変わって月曜日)
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