ニャンコ先生の大冒険。

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奴が自分で手入れするから、住みさせくれと言って来たんです。 女房も亡くなりこいつらまだ学校が卒業する前で何しろ手先が器用な奴ですから雨漏りを防ぎ中の保存状態は完璧ですよ。 僕たちは学校卒業して別々に暮らし一番下の妹が高校を卒業した後、それまで住んでた借家を引き払い父はここに移り住んだのです、 どうだあいつがだめになったらお前らがここに住めよ、トイレは水洗だぞ。 それはいいですけど、下の子供が中学を卒業するまでは。 息子の嫁が言うと弁護士の美咲は。 それがいいですね。 息子は嫁に。 後はおばさまと一緒に居間を掃除しておいて、ひと休みの時に美咲さんにもお茶を出さなければならないから。 あらあらそんなのいいですよ。 そうは行きません、これから専任になって貰うかもしれませんから。 やあ、こんにちわ。 みんなの後ろから声がした、すると老婦人が一人いた。 あ〜この地区の自治会の会長のおばあさんだ、名字はうちと同じで、こちらは弁護士の美咲さんで宮司さんの紹介です。 ああ弁護士がいるなら丁度よかった、数日前からこの付近を見たこともない連中がうろつき始めてな。 そう言えば美怜ちゃん達がサンタを連れて行った時に暴力団関係者だとここにいた人達のこと言ってました。 あ〜サンタは分家の方に、ここの人は無類の猫好きでな分家の娘がそう言うなら間違いないでしょう。 分家の娘さんとはどんな人ですか。 元々分家の娘ではなく子供がいなく幼い時に養女に入り大変な孝行娘ですよ。
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