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『誰のせいでもない雨が』あとがき
最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました!!
そしてあとがきまで読んで下さってありがとうございます!!
誰のせいでもない雨が
↓こちらからどうぞ!
https://estar.jp/novels/26257083
そしてこれを読んで下さっている皆さまは
幸せですか?
今、あなたは、幸せですか?
容姿にも学生生活にも社会生活にも満足していて
コンプレックスなんて何一つ無くて
何なら素敵な家に住んでいて
趣味も充実していて
家族も仲良しで
信頼出来る友達や親友もいて
同僚や上司にも恵まれて
毎日が楽しくて
明日も明後日も
楽しくて幸せな日々が続いていくような生活をしていますか?
だけど
普通の生活でいいから
普通に暮らせるだけで幸せだから
そう思ったことは一度もありませんか?
誰のせいでもないけれど
不運が自分に降りかかるのはなぜだろう?
そう思ったことは一度もありませんか?
この小説はそう問い続ける物語です。
まず思い付いたのが『現代の身分違いの恋』を書いてみようと。
悠真は重く暗い過去を背負っていて、今も人に堂々と言いづらい職業に就いていて、エリート中のエリートの玲那ちゃんを好きになる。
過去の出来事のせいで人を愛することなんか思ってもいなかった悠真が、玲那ちゃんに恋をする、愛してしまう。
でも悠真を更なる試練が襲って、玲那ちゃんと離れなければならなくなる。
そこで玲那ちゃんは、自分も悠真に恋していたと気付く。
そして二人は、二度と会えないまま、お互いを思ったまま、悠真は自ら死んでしまう。
玲那ちゃんに告白も出来ないまま。
そのことを知らない玲那ちゃんは、悠真に再会出来ると信じて、喜びに溢れて再会の朝を迎えて、終わり。
こう書いてみると、私はなんて酷いヤツだろうと思います…(滝汗
でも純愛好きの私としては、『究極の純愛』を書きたかったんです。
悠真は玲那ちゃんに繋がる公園を沢口に知られて、刺されて、自分はもう助からないなら…玲那ちゃんを最後まで守り抜くことを決心して、ああいう行動に出たんです。
そして雨が降る。
誰のせいでもない雨が。
せっかく悠真が玲那ちゃんの為に作った最後のプレゼントの砂の城も、雨のせいでただの土の塊になって、玲那ちゃんにも気付かれない。
でも世の中って、法も破らず必死に生きてるのに、『誰のせいでもない』のに、物事が悪く転じてしまうことってありますよね?
悠真が残したものと言えば、『世界で一番嫌いじゃないよ』という言葉だけ。
でもこう言うのが精一杯だった悠真の愛情。
何を聞かされても、会えなくても、メールの返事すら貰えなくても、悠真を思い続けた玲那ちゃんの愛情。
一瞬、悠真と玲那ちゃんを繋いだ、切なくて美しい何か。
それが読者さまに伝わったらいいな、と思います。
それと私が今回拘ったのは、セックスをさせない、ということです。
(ただ基本BLで、暴力表現・違法行為表現等があることからレーディング設定にしました)
身体の繋がりが無くても、愛し合える、まさに『究極の純愛』
悠真がどうしても玲那ちゃんに性的に何も出来なかったことも、読者さまに伝わったらいいなあ…。
読者の皆さまには、エロも無いし、暗いし、悲惨だし、つまらないかもしれないな、と思っていましたが、皆さまの反応が良くて、凄く嬉しいです(^^)
駄文最後までお読み頂き、本当にありがとうございました!!
そして、本棚に入れて下さって、その上スターやアクションを下さる読者さま…本当に更新の励みになってます!!ありがとうございますm(_ _)m
そして明日から新連載を始めます!
タイトルは『ストロベリー・オン・ショートケーキ』です。
詳しくは『新連載のお知らせ』を読んでみて下さい!!(力
↓こちらからどうぞ!
https://estar.jp/novels/26222759/viewer?page=22
これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m
久茉莉
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