『序列一位』

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『序列一位』

エルメスとの出会いを終えてから特になんともない平和ーな日常を過ごしていた。 あれからアズサもサーヤもかなり実力が上がっている。サーヤはもう序列30位くらいの実力がある。私の指導の賜物かな。 そうしてアズサとサーヤと帰っていると 「そこの貴女。止まりなさい。」 「えーと私の事?」 「そうよ。そうに決まってるじゃない。」 「どちら様ですか?」 「アビス、知らないの?この人は私達の学年で序列が一位の人だよ。」 「ほぇー。序列一位って事は学年で一番強いって事かぁ。」 「アビスさん、何か話がある感じじゃないですか?この人。」 「貴女結構強いらしいじゃない。神装なしであのローゼ王女に勝つなんて。まぁあの試合は私も見てたけれど。」 うーん。改めて見ると凄い美人さんだね。 綺麗な赤髪に琥珀の様な瞳。 しかもお胸も…私と違って結構ある。 「で、何か御用で?」 私は最近疲れている。なんでかというと サーヤとアズサがね…ほぼ毎晩ね、まぁそのなんというかね、凄い求めてくるからそれに応えていたら体力が尽きているのだ。 別に体は魔力で回復させれば良いんだけど 精神的な疲れは取れないのだ。 「やっぱり貴女…いや何でもないわ。悪いわね。呼び止めて。」 「は、はぁ。」 「また直ぐ会う事になると思うわ。それじゃ。」 直ぐ会うことになる?どう言う事だろう。 まぁいいや。興味ないしね。 「帰ろうか。」 「そうだね。」 「そうですね。」
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