吹奏楽部
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吹奏楽部
「なー、俺にもトランペット吹かせてくんない?」 猫目を輝かせてソイツが言ってきたので、俺は「じゃあ洗ってくるわ」とマウスピースを外そうとした。 「いーよそのままで」 トランペットを受け取ったソイツは、何のためらいもなく、俺の熱が残るマウスピースにふっくらとした唇を押し当てる。 全く、人の気も知らないで。
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