後輩

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後輩

「あっ、先輩!」  そう聞こえたので振り向いてみれば、思った通り、人懐っこい後輩が手をブンブンと振ってきた。  駆け寄ってくる彼の顔があまりにキラキラしていたので、俺は照れ隠しに苦笑した。 「……お前、他の奴にはそんな顔してないだろーな?」  よく分かっていない様子の後輩の頭を、俺は色んな想いを込めてポンポンとなでる。  
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