保健室
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保健室
「おい、いるか?」 うん、と俺が横になったまま
気怠
(
けだる
)
い返事をすると、シャアッとベッドのカーテンが開いた。 現れた男子は「お前また貧血かよ?」と呆れつつ、隣のベッドにドカッと腰を下ろす。 そっちこそまたサボりのくせに、と言い返す代わりに、彼の整った顔にぼんやり視線を漂わせると、お互いの視線が緩く交わった。 どうも、保健室でこうしてまた会えることを期待していたのは、俺の方だけではなかったらしい。
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