第0章 序章。

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島左近「雅姫(みやび)、 あまり殿を甘やかしてはならぬ…。」 雅姫(みやび)は島左近の娘で、 石田三成の側室でありその腹には 子を宿しており臨月を迎えていた。 三成「雅姫、構わぬ。 今のは私が悪いのだから…。細川殿の気性を理解せず言ってはならぬ事を口にしてしまった…。」 島左近は融通が利かない割に、 理屈だけは理解している困った主に頭を抱えておりました。 雅姫「…!?」 すると… 雅姫はお腹を抱えてその場に蹲り… 島左近「ん?もしかして…腹でも痛いのか?雅姫!?生きているか?」 臨月を迎えた娘に対して、 生きているかなどと言い出す父親に あきれ果て助け船を出したのは… 石田三成の正室・沙友理「陣痛が始まったのですよ?これだから戦と政にしか興味のない殿方は…。しっかりしなさい。気を確かに持つのですよ?雅姫殿。」 三成の正室で長年苦楽を共にしてきた正室の沙友理でした。 雅姫「沙友理様、助けて頂きまして 本当にありがとうございます。」
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