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第0章 序章。
時は群雄割拠の戦国時代…が
始まる前の室町時代の事になりますが
足利義政「えーい!うるさい!
私は茶の湯や雅なものを愛でる事が出来たらそれで満足じゃ!」
こちらは京の都にある室町幕府の将軍の住まいではありますがただいま…
日野富子「…うるさいとは何ですの?誰のお陰で生活出来ているのかしら?上様と来たら…!」
時の将軍・足利義政とその御台所である日野富子が夫婦喧嘩していました。
足利義政「跡継ぎは義視だ!」
なかなか男児に恵まれなかった足利義政は異母弟である慶成を還俗させ足利義視と名乗らせました。
日野富子「…男児が産まれたから申しておりますの…!跡継ぎは千代丸です!」
日野富子が跡継ぎと主張しているのは
足利義政と自身の間に産まれた千代丸〈=後の足利義尚〉でした。
足利義政「…知るか!」
日野富子「…知るかとは何ですの!」
この将軍と御台所の夫婦喧嘩は、
管領やら色んな家の跡継ぎ争いをも
巻き込んでヒートアップしました。
足利義視の後見人は細川勝元。
細川勝元「必ずや義視様を将軍に…」
対する千代丸〈=後の足利義尚〉の後見人として日野富子が決めたのは…
日野富子「山名宗全殿、宜しく。」
山名宗全「お任せ下され!」
そんなこんなで…11年余り戦をしたものの決着はつきませんでした。
それで幕府の権威は地の底まで失墜して将軍は飾りのような存在となり…
武田晴信「戦国時代と呼ばれし時代が訪れたという訳だな…納得である!」
真田信幸「お館様、いきなり枠外を飛び出さないで下され…作者に叱られまする…」
武田晴信「ん…?彩華が恐くて戦国武将なんかやってられるか!それに儂の物語から前代未聞の短編小説集風の物語とやらは始まるのよ…」
この物語は武田信玄から…色んな武将、姫達のドラマをまるでリレーのタスキかの如く繋いで最後は徳川家康の物語で締めます。
徳川家康「ふむ、ラストを飾るに相応しい物語が良いなぁ…」
鶴姫「あら…いらっしゃいました?」
徳川家康「鶴姫、毎回どうしてそんなに機嫌が悪いのじゃ?」
ちなみに…
鶴姫…元々は瀬名姫ではありますが名前を鶴姫と改めて死を免れた家康の正室である。
彩華「目立ちたがり屋の彩華もどこかで出ますのでお楽しみに…!」
人生物語を書くと…
短編小説集風にはなりませんので
ある一瞬を切り取って物語にします。
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