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プロローグ
ホテルに入り 改めて彼女を見る。
酔っているように見えていたが意外としっかりしていた。
緊張しているのか 身体を固くしてこちらを伺っている。
『まさか… 経験なし ってことはないよな。』
それならまた面倒だ。
彼女の肩に手をおき、こちらを向かせる。
恥ずかしいのかうつむいたままだ。
「眼鏡……取るね。」
彼女がかけていた眼鏡をそっと優しく外す。
目が合う。
彼女の目が……獲物を狙うようにキラッと光った。
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