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落ちてる間気絶していたらしい
目が覚めると、スライムの上だった。
『何だこれ!スライム?てかなんだこのスライムの量!』
運良く大量の丸いスライムの上に落ちたおかげで命からがら助かったらしい。
周りは、大きな塔に囲まれていた。
(ここはどこだ?俺はどこに落ちたんだ?)
すると、後ろから声が聞こえた。
『君は、運がいいね。この学校の庭に落ちてくるなんて。学校の外だったらゴブリンに一瞬で食われてたよ』
魔女帽子を深くかぶり腰まであるマントを着た長い白い髭の老人が、近づいてきた。
『えっと、、、ここはどこですか?』
『ここは、コドリー魔法学校のスライムを飼う専用の庭だよ。』
『スライムを飼う、、、、』
『ここはよく落ちてくるからね。このスライムたちがいて良かったね。他の場所だったらゴブリンに食われてるところだったよ』
白い髭の老人が笑った。
『えっと、、、、、貴方は?』
『私はコドリー魔法高等学校の校長 ワトソンだ。よろしく。』
ワトソン校長は、手を差し伸べてきた。
俺は、ワトソン校長と握手をした。
『俺は、高瀬 港です。あのいきなり目が覚めたらなぜかこの魔法使いしかいない世界にいて、、、、』
経緯を全て話した。ワトソン校長は、相槌を打ちながら俺の話を真剣に聞いてくれた。
『なるほど。人間界にいた君が目が覚めたら魔法界にいたと、、、実に興味深い私は、人間を見たのは、初めてではないが君のように魔法界にきた人間は、初めてだよ』
『俺以外にも、普通の人間がこの魔法界にいるんですか?』
『大昔にこの学校に入学した人間がいたんだよ。とても優秀な魔法使いになって今もこの世界で暮らしてる』
(普通の人間がこの魔法界に、、、どんな人だろう)
『君は、この魔法界に住む家はあるのかい?』
(た、確かに、、、、いきなり魔法界にきて魔女に、連れ去られたところだったから住む家なんてない、、どうしよう、、野宿という手があるがゴブリンがいるって言ってたし、、、)
『ないです、、、、、、、、、』
ワトソン校長は、声高らかに笑うと
『この学校に部屋が1つ余ってる。そこに、人間界に帰れるまで住むといい。』
『ほ、ほんとですか!!!!!ありがとうございます』
『ただし、、、、』
『ただし?』
『部屋に住まわせてあげる代わりにこの学校の生徒になってもらうよ』
『この学校の生徒?俺、人間界では、29歳ですよ!』
『大丈夫じゃよ。それに、このまま魔法界にいても魔法が使えないと何かと不便じゃ 人間でも魔法は習えるし人間界には、まだすぐ帰れるとは限らないからね。』
『確かに、、人間界に行くには、魔法を使えないとダメかもな、、、』
『この学校で、魔法の基礎を覚えると良い。きっと役に立つから。』
『そうですね、、、、、この魔法界で暮らすには魔法使えないと、、、』
『決まりじゃな。今日からこの塔の中で暮らすといい。案内しよう。ついてきなさい』
『は、、はい!』
俺は、ワトソン校長についていった。
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