エピローグ

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エピローグ

10歳のとき、急に耳が聞こえなくなった尾上律(おのうえりつ)。 小さい頃からピアノを習っていたこともあって音楽がとても大好きな男の子だった。 耳が聞こえなくなったことで、大好きだった音を聴くことができなくなってしまった。 とは言っても音楽の音が聴こえないだけで、他の音楽以外の音は聴こえる。 何が一体、律の耳を塞いでしまっているのか…。 ある日、突然先輩に誘われて、吹奏楽部の見学に行くことに…。 耳は聞こえずとも、吹奏楽部の見学がきっかけでまた音楽の道に進むようになった。 吹奏楽部に入り、ピアノを弾く担当になった律は徐々に音楽の音が聴こえるようになった。 それからの律の生活は一体どんな風に変わったのだろう…。
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