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病は突然に
【2020年11月の出来事であった。】
2020年 東京オリンピックが延長措置がとられた秋頃。
私(ミコにゃふ)はある朝目覚めると突然 左耳に船の汽笛の様な爆音耳鳴りと耳鳴り以外の音が聞こえなくなった。
耳鳴り以外は特に体調不良を感じてはいなかったものの、片耳の音が聞こえなくなった事実にビビったミコにゃふはネットで散々検索して突発性難聴と自己判断してみたのであった。
どうやら期限は難聴になってから2週間以内に耳鼻科に行かないと30%の確率でそのまま難聴になるらしい。
(残り70%の内訳は一時的な疲れ、もしくは中耳炎等の外的要因である。1ヶ月以内との表記もあるが診察は早いに越した事は無い。)
そこで私は速攻で耳鼻科に駆け込むと、案の定突発性難聴と診断された。
処方された薬はメコバラミン(いわゆるビタミンB12)、リマプロストアルフ(歩行困難を改善する薬)、レバミピド錠(名前は怪しいし色が不穏なピンク色だが、いわゆる半分が優しさで出来ている胃薬)
これで自分で出来る対処はオッケーだろうとたかを括っていたミコにゃふだが、自分でも知らない内に耳の奥でとんでもない事になっている事に気付いていなかったのである。
リマプロストアルフを口にした時に変な禍々しいオーラを感じがしたものの、薬はそういうものだと思って飲む。
【メニエール病だった件】
違和感を感じ始めたのは、最初に耳鼻科へ行った5日後である。
YouTubeでキヨさんのゲーム実況を視聴していたら、突然画面が上下左右に揺れ始めたのだ。
てっきり通信障害でも発生したのかと思ったらテレビ画面以外も揺れていた。
(あ、これ絶対にアカンやつだ…)
急いで耳鼻科に駆け込もうとしたら、真っ直ぐ歩けなく自分に愕然とする。
数十分後には揺れる視界で気持ち悪くなり嘔吐が止まらなくなった。
目を潰れば背景が見えなくなるだろうと思ったミコにゃふは瞼を閉じてみた。
何を言ってるか解らないと思うが。
何故か瞳を綴じて真っ暗な空間がグルグル揺れているのである。
これは見えてる方がマシだと思ったミコにゃふは、揺れてなるものか!!と気合いを込めて便座[吐いていたので]の一点を凝視する事30分、幾分めまい嵐が過ぎたので急いで身支度を整えて再び耳鼻科へ向かった。
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