561人が本棚に入れています
本棚に追加
「準備はしてきたのか」
「……はい」
侍女たちが、洗浄の後、媚薬が含まれているという香油の塊を後孔の奥に入れたのだ。体温でゆっくりと溶けて、中を潤ませるのだという。
「もう柔らかくなっている。少し解したら入りそうだ」
皇帝の指が中を探り、すぐにくちゅくちゅと水音が立つ。肉襞の中が蕩けてうごめいていく。
「んっ……あっ」
腹の側を探るように動かされて、指に一点が当たった瞬間、魚のように体が跳ねた。
「ぁん!」
「よいか、男の体はここに触れられると極めやすくなる」
「……んッ。わか……り……あっ」
皇帝の太い指が増やされている。気持ちのいい場所を何度もこすられ、足を開かれたまま腰が揺れた。
「……あっあ……!」
「感じているなら、ちゃんと言葉で言え」
「……いい……あっ……へいか、陛下。き、気持ちいい……」
指で拡げられたそこは、香油と媚薬でとろとろになって蜜がこぼれている。ぐっ、と奥を突きあげられると、自分の声とは思えない嬌声が上がる。陰茎の先端からは白濁が溢れた。
「そんなに啼かれては、こちらがもたんな」
皇帝はずるりと指を抜き、私の足を大きく左右に開いた。堂々と張り出した賜物の先端を、後孔の入り口にこすりつける。私はあまりの大きさに目を見張った。あんな巨大な雄茎を受け入れるなんて、とても出来そうにない。
「へ、陛下。無理です、そんな……入らない……」
「余の指を、うまそうに何本も飲み込んでいただろうが」
そう言いながら、立派な雁首が後孔の入り口にねじ込まれる。ぐり、と入ってきた巨大な賜物が、ぬちぬちと肉襞を拡げ中を擦り上げた。
「あ! ……や! おっきい……あ! あっあ! こわれちゃ……」
「……は、狭いな。もっと、息を抜け」
「んっ……あっ……」
皇帝は指で散々擦った場所を、賜物で潰すようにしてぐりぐりと擦った。いっぱいに拡がって苦しかったはずの孔がひくひくと震え、もっと中に入ってほしいと疼く。自然にゆらゆらと腰が揺れる。
「そうだ、もっと腰を動かせ。余でここを全て満たしてやる」
「……ふぁ……へいかぁ」
みちみちと皇帝の賜物が中に入ってきて、私は息をするのもやっとだった。薄い腹を撫でて、皇帝がここまでしか入らんな、と呟く。
大きな手で腰をがっしりと掴まれ、動くぞ、と声が聞こえた。
「……あっあん……や、あっ……あっ」
皇帝が腰を動かすと、巨大な賜物が自分の中で熱くうごめく。ごりごりと硬いもので中を擦られ、辛いはずがいつのまにか気持ちが良くてたまらない。自分の中から溢れる愛液と媚薬混じりの香油が、ぐちゅぐちゅと音をたてた。ぐっと中に入って来る賜物を思わず締めつけてしまう。
「……あ! だめ、もうだめぇ!」
「煽るな。加減が出来なくなる」
皇帝の手に力が籠もり、抽送が深くなる。
「陛下っ……出ちゃう、また出ちゃ…………」
「……堪えろ。後少し」
唇を噛んで達するのを堪えると、ずるりと抜かれた賜物が、もう一度深く入って来る。突き上げられた場所があまりにも気持ちよくて、背を反らしたまま爪先をぎゅっと丸めた。皇帝の賜物が、更に奥に突き刺さる。
「――ああああああっ!」
「くッ! ……出す……」
腹の中に熱い飛沫が満ちるのと、自分の陰茎から白濁が迸るのは一緒だった。皇帝が私を抱きしめて口づけ、体からは力が抜けていった。
最初のコメントを投稿しよう!