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「……っぅ……」
『ガタッ……ガタンッ』
部室のロッカーが揺れて音を立てた。
誰もいなくなった暗い部室の中で、2人の荒い呼吸とロッカーが揺さぶられる音だけが響く。
ロッカーに拳をあて、着替えたばかりのジャージと下着を膝までずり下げられ、後ろから突き上げられる。
床には蓋が開いたまま中身が零れ出したローションが落ちている。
「うぅあぁ……いったい」
訴えても動きを止めることは無く、数回の行為で知られてしまった快感を呼び起こす場所を強く抉られれば、身体から力は抜け、後ろから突き上げる動きをさらに強くしてしまう。
「……た、ら……」
名前を呼ぶと同時に、強く押し上げられて体内でそれが痙攣するのが分かった。
ズルリと引き抜かれて、すぐ横のロッカーの扉を開くと、真新しいタオルを引き出して俺の身体を拭くと下着とジャージを引き上げてくれた。
「……帰る?」
まだ後ろでゴソゴソと後始末をしている誠司を見ないように目の前の自分のロッカーからカバンを取り出した。
「……身体、だるい」
呟いてズルズルと座り込んだ。
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