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持ってきた販促品のパネルとポスターを出して、商品の売れ行きなどを聞き取りし、人気者がCMに出ているため若い世代にも訴求していくことなども提案する。
白河君は、私と千田さんの雑談は後ろで聞いていて、仕事の話になると、資料を広げて見せたりとサポートが上手い。
私はやりやすいなと思いながら、千田さんとの話がスムーズに進んで、今度は新商品の商談もさせてもらえることになった。
「白河君て、このz;aの中に入ってても、おかしくないほどイケメンだよね」
千田さんは、アイドルグループの4人が山盛りの唐揚げを囲んでいる写真パネルを、仮並べしながらウキウキしている。
「桃花ちゃんは、この中では誰が好き?」
「え? えーっと、そうですねぇ」
正直、あんまりアイドルのことは、よく分からないけど、人気のあるz;aのことは人並み程度には知っている。
「やっぱり、落ち着いた感じのリーダーですかね」
一人っ子の私は『お兄ちゃん』に憧れていて、昔から年上が好み。
年齢までは詳しくないけど、販促パネルに写っている短髪のイケメンアイドルを答えた。
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