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「ねぇねぇ白河君ってさぁ、いくら教育係が紅ちゃんって言っても、いつもピッタリくっついてて、他の人とはあんまり喋らないよね」
白河君がイメチェンしてきた日に、一番騒いでた花岡先輩が、白河君の隣に座った。
「あ、それ思う。白河君、ウチらが話しかけてもめっちゃ無表情だしね。
もしかして、紅さんのこと好きになっちゃったとかー?」
他の同僚や先輩たちも白河君の周りに寄ってきて、ビール片手にからかわれる。
「もー、そんなわけないじゃないですか!」
「はい、俺は紅先輩のことが、好きです」
私と白河君が同時に答えると、他の団体客が振り返るほど、わぁっとみんなから歓声が上がった。
「えぇー付き合っちゃえば?」
「紅さん、さすが手ぇ早っ」
「やっぱり胸が大きいと得だなー。白河君、意外とエロ」
みんなお酒が入っているからか、容赦なく面白がっている。
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