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エレベーターを降りて、半分眠っているような桃花を支えて歩き、部屋の中に入れた。
「もう、寝ていい?」
玄関先で座り込んだ桃花の靴を脱がせて、そのまま抱えあげる。
「お父さん……」
たまにお父さんと間違えられるの、なんでだろう?
とりあえずリビングのソファーに、そっと下ろして座らせた。
「水持ってくるから、ちょっと待ってて」
キッチンでコップに水を注いで持ってくると、桃花はもうソファーに上半身を横たえて寝ている。
「桃花、水飲まない?」
「ん……飲む……」
ゆっくりと起き上がった桃花は、コップを受け取るとゴクゴクと飲んで一息ついた。
そして、少しだけ余った水をまた飲もうとすると、口を外れて服にこぼしてしまう。
「あぁっ、ごめんなさい。こぼしちゃった……」
白いブラウスが濡れて、インナーが少し透けている。
「桃花、今日は服もちょっと汚れたし、今から洗濯するよ。
脱がせていい?」
俺はゴクリと喉を鳴らしながら、桃花の濡れた胸元を見ていた。
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