俺は桃花の彼氏になりたい

13/13
前へ
/96ページ
次へ
 蜜が溢れだしているところへ、もう片方の指を出し入れしながら刺激し、少し膨らんだように主張しだした可愛い芽も、唇をつけて吸い付いたり舌で()めまわした。 「あ……あんっ、だめぇ。こんな……全部……」  紅潮している桃花は、身体もほんのり桃色になって感じている。 「ん……あぁん、だめっ、イッちゃう……」  ビクンと小刻みに身体が震えて、俺の指がギュッと締め付けられた。  絶頂を迎えた様子の桃花は、ぐったりとしてそのまま眠りにつく。    ますます俺は、桃花に夢中になってしまった。  もう、桃花と離れ離れになりたくない。  桃花のことを、一生幸せにしたい。    全然眠れそうにない俺は、裸のままでベッドに寝ている桃花を起こさないように、シャワーを浴びて、洗濯をする。    そうだ、いつでも臨戦態勢がとれるように、コンビニで避妊具も買ってきておこう。    俺の悶々(もんもん)とした夜は更けていった。
/96ページ

最初のコメントを投稿しよう!

97人が本棚に入れています
本棚に追加