巻き込まれてしまいました

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巻き込まれてしまいました

「帰ろうかな。」 無事に授業を終えて身支度しようと立ち上がり、何やら騒がしい事に気がついた。 なんだろう? 首を傾けたけど私には関係がないし、第一早く帰らないと、あの男が何をするかわからない。 あの、私、一応高校生です。 帰りにマチドへ行って、飲み物を飲みながら楽しく友達と会話をしたり、カラオケにも行ってみたい。 ウインドショッピングとか、街をぶらぶら夢を膨らませながら歩いてみたいのよね。 しかし、こういう話をすると、あの男からは絶対に不機嫌になるのは確実だ。 ―――――何を抜かしている、そんな暇があったら、俺の手を煩わせるな。 誰のお陰でいろいろ助かっているか。 早く一人前になってほしいものだ。 と、まあ、いろいろと嫌味を言われる。 頼んでませんが、なんて思った日には、見惚れような笑顔で私を見てくるのよね。 私が、何も言い返せないのを知っていてわかっているから悪趣味しかない。 本当に、外見は芸能人顔負けのかなりのイケメン。 まあ、性格は問題ありでしょうね。 あれで、あの世界では責任者だとか。 誰が選んだんでしょう。
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