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北海道出張が終わって1ヶ月、二人は
以前と変わらぬ、普通の上司と部下の関係
に戻っていた。
ある日、裕介に美恵から外線が入る。
裕介は苛立ち、声を荒げてしまう。
フロアーがざわついた。。。
「弁護士を通してくれ!
君は、自分の置かれている状況が
まだわからないのか?」
美恵は、我儘な条件を提示し、譲歩しない
裁判なんて怖くない!と言ってきた。
だが裕介は、美恵が渋谷隆とまだ続いて
いる事を知っていた。
「もうこれ以上ガッカリさせないでくれ!
子供達は、僕が引き取る!」
「な、何を言ってるのよ!
子供達は、やらない!」
美恵はヒステリックに騒いで電話を切った。
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