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先生の説明が終わって、いよいよ今日の実習が始まる。
実験器具を取りに行く時、タマゴがすぐ近くにきた。
顔を見たら、
遠くで見るより、
もっと綺麗だった。
心の中で、
(頬っぺた触りたい)
とか思ったけれど、
次の瞬間、
無性に恥ずかしくなってきて、
自分でも、なぜそう思ったのか不思議だった。
授業中、何度か、タマゴに目がいってしまった。
そのたびに、
綺麗だと思った。
この日から、タマゴは癒しのような存在となった。
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