六 アザミ

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六 アザミ

「失礼いたします」 「件の作戦は上手くいっているの?」 「私、祐親様の側近に変装して話を聞いてまいりました。すると、あと5ヶ月で、こちらに着くとおっしゃっており、途中で仕事を切り上げると。」 「そう。ならば早く稽古をしないとね。あ、稽古の話なんだけど……」 「なんでしょうか?」 「明日、私の部屋の隣の部屋で稽古をするわ。最初の1週間に竹刀で、みんなで稽古。次の1週間で私と本剣で手合わせ。それでいい?」 「よろしいのですか?」 「いいわよ!言ったじゃない、私は何度も大会で優勝しているのよ!」 「承知しました。皆さんに伝えておきます。」 どれくらいの実力なのかしらね
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