開放

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開放

男性『ッ、』   「ここまで言ったんですから、開放してくれませんかね。」 男性『おい、待て。』   「なんですか?」 男性『来い。』   「どこにですか?」 男性『ここに来た時点でもうお前は詰みだ。』   「は?」 おっと、ついつい本音がこぼれてしまいました。 殺されるかな? 男性『首領(ボス)のとこ行くぞ。』 ボス?首領のとこか。 まあ、そうしてもらえるならばお願いしたいところだ。 なんと言ってもアタシは早くこの任務を終わらせて帰りたいのだ。 男性『ついて来い。』   「あの人はなにかしたんですか?」 男性『裏切り者(ユダ)だ。』   「ユダ、ですか〜、殺さなくていいんですか?」 男性『後でいい。』   「逃げられるかもしれませんよ?」 アタシがそう言うと男性はしばらく黙っていたが、 急に口を開いた。 男性『逃げてもまた見つけ出すから一緒だ。』   「そうですか、いっそのことアタシが殺しても良かったんですけどね。」 男性『…。』 男性はまた黙った。 …イヤ、何回黙るん? しばらく長い長い廊下が続く。 歩いていくこと数分。男性が大きな扉の前で急に立ち止まった。 どうやらココが首領の部屋(?)らしい。 …いやデカいな。 男性『入れ。』   「ノックしたほうが…?」 男性『ノックするだろ普通。』 コンコココンコンコン、   「エル((」 男性『サァァァァァァァァ!!!!!』   『うるさい、黙れ』 男性『すみません。』 てかなんでアタシの声にかぶせたの? せっかくエ◯サのネタやろうと思ったのに。◯ルサ。    『ここになんのようだ。』 ここの人たち皆おんなじこと聞くのね。    「えと、そこの、案内(?)してくれた人って席外せます?」    『あぁ。ちょっと二人で話すから席を外してくれ。』 男性『はいッ!✨✨』 明らかにさっきと態度が違う。アタシのときと態度が、、、    『で、話を戻すがここになんのようだ?』    「殺しの依頼を頼まれただけです。』    「アタシは任務を遂行させるために動いてるだけですよ。」    『そうか。気に入った。お前今日から幹部な。』 ん?幹部?は?何?幹部?え?    「は?幹部?」 おっと、ここでもまたつい、出てしまいましたね。「は?」ってww
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