殺しの依頼

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殺しの依頼

アタシは、殺し屋。 殺しの依頼を頼まれて、向かった場所はなんと反社(夜桜)のアジト。 夜桜とは今、ニュースでもよく見る反社である。 依頼の内容は、夜桜の下っ端の奴らを殺す、という内容である。 今、アジトの前まで来ているのだが、いや、警備どこ!? 警備が居ない(居なかった)ので意外と簡単に夜桜のアジトへ簡単に 侵入することが出来た。 そして長い長い廊下を歩いていたら少し開けた場所に出た。 どこなのだろうか。という疑問がふと頭によぎる。 そんな事を考えていると、 「パァンッ!!」という銃声と断末魔(だんまつま)が聞こえた。 さすが反社、殺しはしているようだ。 …のわりには、警備居なかったんですけどね!? アタシは銃声がした方を興味本位で覗いてみた。 するとそこには、黒い髪に赤いメッシュを入れた男性と、 下っ端の奴(?)が居た。 その男性は下っ端の奴に銃を向けていた。 反社怖ッ、フツーに怖ッ まあ、殺し屋のアタシが言えたことじゃないんだけどね。 そしてその男性はこちらの気配に気づいたのだろうか、 こちらを振り返る。 アタシはとっさに物陰に隠れた。 だって下手したら殺されるかもじゃん! 男性『誰だ。』   「…ッ。」 男性『大人しく出てこないと殺す。』 殺されるのだけは嫌だ。だって任務まだ終わってないもん。 言われるがままにアタシは物陰から出る。 男性『ここになんの用だ。』   「それは言えませんね。」 アタシはあえて冷静に返答する。 殺しの依頼できましたなんて言えるわけ無いじゃん。 男性『言え。言わないと殺す。』 いや、殺すの好きなん?マジで。 仕方ない、少しふざけるか。   「道に迷ってしまってぇ♡」 男性『はぁ?』   「気がついたらここに居たんですぅ♡」 男性『ふざけんなや!』   「すみませんね、少し遊びたいだけなんですよ。」 男性『で、もう一度聞くがここになんの用だ。』   「口止めされているので言えないですが簡単に言いますと」 ―アタシは殺し屋です。 男性『ッ、』
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