プロローグ

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「ちょっとネロ! なんで殺しちゃったの! まだ面白い話聞きたかったのに!」 そう言いながら血のソースで味付けされたチキンステーキを口へと運ぶナオミ。 「……任務は終わった。 首を持ってタナカの元へ行き、金を受けとれ。 屋敷にはネロが火を放つ」 「はーい。 行きましょ村長さん」 ナオミは村長の首を拾いあげて頬擦りすると部屋を出ていった。 これがネロ達の仕事。 所属する組織の名前は『北の国』。 人を殺し、報酬を受け取りながら大陸の治安を守っている。
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