第18話 東京での二人の生活が始まった―覚えたてのセックスは楽しくて病みつきになる!

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第18話 東京での二人の生活が始まった―覚えたてのセックスは楽しくて病みつきになる!

次の日、二人は東京へ戻った。午後に実家を出発して東京駅についたのは夕刻だった。丁度良い機会だと思って、近くのホテルのメインダイニングで食事をした。 僕は二人が結ばれた記念に何かしたかった。いや婚約の記念にと言っても良いかもしれない。美幸はニコニコしていて機嫌が良い。僕は美幸を迎えに行って、両親の許しを得て、しかも美幸と結ばれて祝福されたことが嬉しかった。 マンションに帰ってきた。ずいぶん久しぶりに帰ってきたような気がした。美幸もそう感じているみたいだった。明日は二人とも夏休みが一日残っているからゆっくりできる。 美幸がお風呂の準備をしてくれた。そして実家で着ていた浴衣を渡してくれた。着心地が良くて、前もはだけやすいのが気に入ったので、母さんからもらってきたと言っていた。 僕に先に入ってくれというので先に入った。上がるとすぐに美幸が入った。僕は水割りを飲んで、美幸が上がるのをソファーで待っている。美幸のために水割りを作っておいた。 美幸があの赤い花模様の浴衣を着てこっちへ来た。一目見ただけで浴衣の下は何もつけていないことが分かった。ちょっと目のやり場がない。僕はすぐに水割りを手渡した。美幸はそれをゆっくり飲みながら言った。 「明日はもう一日夏休みだし、今日はお兄ちゃんとゆっくりしたいと思って」 「ゆっくりって」 「実家ではママに見張られているような気がして、していても落ち着かなかった」 「母さんは僕たちにとても気を使ってくれて見守ってくれていたのだと思うけど、美幸の言うとおり、見張られているような気もして、また『パパママごっこ』はしてはいけませんよと言われるような気がしていた」 「お兄ちゃんはよっぽどママから言われていたことが重石(おもし)になっていたのね。だからEDにもなったのね」 「母さんに、しても良いと言われたことが大きかった。それでできるようになった」 「家に一人で着いたとき、ママにお兄ちゃんが私としようとしたらEDになったと相談したの。それにお兄ちゃんがママから私と『パパママごっこ』をしては絶対ダメといわれていたことを気にしていたことも話したの」 「それで母さんは何と言っていた」 「私は二人に良かれと思って言ったのに、誠を苦しめることになっていたのねと言って、とても悲しそうだった」 「それで僕に気を使っていろいろ言ってくれたんだね」 「そう思う。二人が次の朝に降りて行ったときのママの顔を見た?」 「ああ、とっても嬉しそうだった」 「それじゃあ、もう寝ましょうよ」 美幸は僕の手を引っ張って寝室に入った。そして僕に抱きついてきた。どうしたんだ。美幸は実家の時と違ってとても積極的になっている。実家ではこれが美幸かと思うほど、おしとやかで、おとなしかった。やはり美幸も母さんを意識していたのか? 母さんが言っていたとおり、浴衣は前がはだけやすい。それが刺激になって僕たちは夢中で愛し合った。美幸はもう愛し合うことにすっかり慣れてきていた。夜は長くて明日も休みだ。二人を躊躇させるものは何もない。 美幸が上に乗ってくる。いつもは抱きついているのに身体を起こしてまたがってきた。その美幸を下から見上げるととても綺麗に見える。こんな綺麗な美幸を初めて見た。 母さんが用意してくれたものを持って帰ってきていたが役に立った。僕も部屋に準備していたが、瞳のために準備したものだった。それは美幸には使いたくなかったので廃棄していた。 愛し合って疲れると二人は抱き合って眠った。夜中にどちらかが目を覚ますと寝ていても構わず愛し始める。どちらもそれを嫌がらない。美幸は快感が増してきていた。それが一晩中続いた。 ◆ ◆ ◆ 翌朝、目が覚めたら、いつものように美幸はこちらを向いて僕に抱きついていて腕の中にいた。今日は夏休み最後の日なので、一日中、美幸と二人、ベッドの上で過ごすことにした。 でも、お腹が空いたので一休みすることにした。美幸が朝食を作ってくれた。僕は後片付けをしてからシャワーを浴びた。熱いシャワーが気持ち良い。 バスルームのドアが開いて、裸の美幸が入ってきた。眩しいほどの裸身だった。でもチラ見しただけですぐに浴室を出て、バスタオルを腰に巻いて、リビングのソファーに座った。 「喉が渇いた」 そう言って、シャワーを浴びてきた美幸もバスタオルを身体に巻いたままソファーに座った。僕は水割りを作って美幸に渡した。美幸はそれをおいしそうに飲んでいる。僕も作って喉を潤す。冷たくてとってもおいしい。 「こんなおいしい水割りを始めて飲んだわ、もう一杯作ってくれる」 美幸は水割りのお替りをした。それをゆっくり飲みながら僕に言った。 「ソファーで『パパママごっこ』をしてみたい。小さいころ、パパとママがソファーでしていたみたいに」 「覚えているのか」 「お兄ちゃんと覗いていたのを覚えている。ねえ、お願い」 そう言うと美幸は抱きついてきた。ソファーで愛し合うことは何故か今まで思いつかなかった。 ソファーではベッドではとれない体位が容易にとれる。愛し合っているうちに、美幸はその良さに気づいたようで、僕にいろいろねだってくる。それを続けていると、美幸は快感で昇り詰めるようになっていった。覚えたてのセックスは楽しくて病みつきになる!
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