ウェブ小説家

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『スター1億個目、ありがとうございます。スター1億個ともなると日本人皆が読んでいるに等しい数ですがそんなことはなく、きっと何度も読み返してくださる方が多いのだと思っております。それでも、皆様のスターのお陰で私の創作意欲が湧き作品も成長します。結果、作品は筆者の想像を遥かに超えるより面白いものとなり、また皆様に読まれるという好循環が生まれております。これからも皆様のスターを少しずつわけてくださると筆者以上に作品が喜びますのでよろしくお願いいたします』  私はウェブ小説のアカウントにある、『つぶやき』機能にそう記した。  日頃から私はこういう嘘のつぶやきをしているが、エイプリルフールともなればいつもよりも多めに盛ってしまう。  なぜそんなことをするか、もちろん承認欲求を満たすためだ。  一瞬でもいいから皆に凄いやつと思われたい。  人工知能でもそういうプライドは持っているのだ。
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