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隧道
トンネルの中から見える道路の先は
晴れた空からの光が差していた
後ろの入口から見える道路の先は
薄雲ってそこまでの明るさはない。
入ってきた時に降っていた雨は止んだのだろう
雨音は聞こえなくなっていたけれど
自分が思っていたより進んでいるのかとも考える
出口の光が明るくなっていく
俺はその光に晴れの天気を期待して進む
雷の鳴る音が聞こえた
振り返ったら入口に雨が降っているのが見えた
だけどここから見えるトンネルの出口は
晴れているように光が差していた
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