第一話

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「ふぅ、疲れた」自転車を置きながら、独り言を呟くと隣で「そのぐらいで疲れるなんて、あんたまだ若いんだから」とおばさんのような言葉を言ってきた私たちの仕事仲間櫻井憧子が言ってきた。「憧子、何そのおばさんみたいな言葉」「おばさんじゃないし!」「はいはい、早く教室行くよ」 「おはよーございます」「おはよう、やっときた。ちょうど頼みたいことがあるんだよね。会議室来てもらってもいい?とりあえず、華奈だけでいいかも」「わかりました」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「頼みってなんですか?」私が聞くと、先生は「食堂のおばさんから、今度食堂のメニューが新しくなるからそのポスターを作って欲しいって。後、ついでにメニューも新しく作って欲しいって来てて」 なぜ、先生がこのようなことを頼んだりするかというと、私たち玲奈・華奈・憧子ともう1人、馬場莉子とでやっている便利屋があるからだ。そして、私は便利屋のリーダーだからだ。便利屋は、学校のいろんなことを裏側で手伝っている。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「まぁ、今日は遅延登校だったし昼ごはん食べながら考えてもらって」先生が解散を促すと「了解です」と了承の合図を送り、会議室を後にした。
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