第一話

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「陸〜おる?」陸とは、私たちの幼馴染だ。「おりまずが、なんでしょう?」「ご飯食べ行こ」「おん。わかった」このやりとりは毎日のことだ。私たちが食堂に向かった後、「ほんと、あの2人仲いいよね」私のオタク仲間である穂乃果が征四郎と話していた。「わかる」2人は、幼馴染であるのだ。でも私たち双子とは違う場所である。「そういう、あなたたちも仲がいいけどね」莉子が後から入ってきた。 ご飯を食べ終わって、帰りの会。 「ちょっと大事な話があります」と先生が言った。「最近、日本人の子供の誘拐事件があるのは知ってますよね」と話し出した。「なんか、エ〇ポリでもあったらしいよ」と情報通な莉緒が言った。「ガチか」「盗難も増えてるらしいね」「あ〜、それ知ってる。日本人の観光客に“日本に近々行くから日本札見せて”って言われて断ったら強引に財布盗まれたって」と情報通グループが次々と話し始めた。「あなたたち、ほんとに6年生?」とせんせいはツッコんだ。「そうだけど、何か?」と“にの”と呼ばれている莉央が冷静に答えた。「いや、情報通すぎるなって」と先生が冷静になっているにのにひいていた。そこに希帆が「それよりも早く話の続きをしてくれない?」と。先生は呆れながらも話し始めた。「はいはい、だから誘拐事件が多くなって大使館からの通告で隣に新しくできたホテルっていうか寮に住むことになったから、明日休みだけどスーツケースと学校のバッグを持って学校に来てね」みんな明らかにいやそうな顔をしている中、征四郎が「えー、めんどくさ」と言うと、結衣が「まぁ、いいじゃん。みんなと一日中生活できるって最高じゃん」とポジティブ発言をした。「だね。」と憧子がリアクションをした。先生が「はい、と言うことで解散!!」と言った後便利屋全員に話したいことがあったから「玲奈と莉子と憧子は後で部室来て」と呼びかけた。
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