第一話

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第一話

「やばっ、早く起きないと玲奈にどつかれる!!」そう言いながら、私はベッドから飛び起きた。「おはよう!!寝坊した・・・あれ?お母さんは?」「いつも通りに家を出たよ。早く食べてよね。もう間に合わないんだから」 私と話すのは、双子の姉の丸山玲奈。私は、丸山華奈。私の家は今お父さんはフランスで単身赴任していて、私たちはお母さんがタイの日本人学校で働くことになり、それに私たちはついて行っているということだ。でも、ついて行って正解だと思っている。案外、楽しい。 「食べ終わったで。さぁ、行くべ」私が食べ終わって席を立ち上がると、玲奈が「ちょい待て、食器を食洗機に入れて。スマホとパソコン持ったか?」と突っ込んできた。「ダイジョーブ。今度は持った」なんで学校にスマホ?と思った方。正常だね。 私たちの学校は、去年からスマホとパソコンの持ち込みを許可するようになった。でも、ちゃんと対処はされている。許可されている時間帯以外に使ったら、没収という形になっている。パソコンは、ICTの普及により授業等で使うために持ってきていいことになっている。パソコンは学校のを借りるか自分のがある人は持ってくるということになっている。私たちは、小5の進級祝いに祖父母からChro○Bookをもらったからそれを持って行っている。 「んじゃあ、爆速自転車出発しんこー」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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