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「ピアノをやっている時、そしてあの引っ越した部屋に入った時に、心臓の鼓動を強く感じることがあって…。
今もこの鼓動が鳴り続けているんです。
苦しいんじゃなく、喜びなんじゃないかって。
最後のあの夢を見た次の日に学校を休んで、事故の事を調べたんです。
そしたら美知歌ちゃんが亡くなった日と私が手術を行った日が近かったんです。
もしかしたら…私の胸の中にある心臓は…美知歌ちゃんの心臓かもしれないって…。」
「え!?」真実に司だけが驚いていたが、響輝と母親は余り驚かなかった。
「母さん…やっぱり…。」と響輝の問いかけに対し。
「ええ…。やっぱり…果穂ちゃんが…そうだったのね…。」と涙ぐんでいた。
「……もしかして……知ってるんですか?」
と乙葉に質問したが、顔を横に振りながら…
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