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「ママーこれ食べられない!」
するとするとギャン泣きする少女と困る両親がいた。
「どうしたんですか?」
「すみません。うちのニコが食べられないと言って…」
ニコは少女の名前らしい。
ケンノエは買ってきたアンパンを差し出す事にした。
「アンパンをあげるよ」
「おいしーい!お兄ちゃんありがとう♪」
ニコはやっと静かになり笑顔であんぱんを食べた。
「思ったより酷いですね一体どうなってるんですか?」
「私も実は反対だったんですよ。でもでも主人は仕事をリストラされたばかりでそれでそれでシャンティは地上の楽園だって」
シャンティは優しいの意味で名前は素晴らしいに違いが無い。
しかししかし船の中を見て疑わしい気持ちにならない方がおかしいと言えた。
しかししかしニコニコ父は言った。
「いやシャンティは素晴らしい所だと思うよ!この船はアズキの船だから状態が悪いんだよ」
と。
「そうなのかしらね?」
とニコニコ母。
娘のニコニコが聞いてきた。
「お兄ちゃんはどうしてこの船に乗ったの?」
「実は色々あってつまづいてね。そこでシャンティ帝国の事が宣伝してあって藁をも掴む思いでここに来たのさ」
とケンノエは答えた。
「色々あったんだねよしよし」
ニコニコはケンノエの頭を撫でた。
「可愛いなぁ」
ケンノエは思った。
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